引っ越しというのは言ってしまえば
「イベント」のようなものですよね。
しかし引っ越しに慣れていない方の場合、必ず戸惑うであろうものが
「見積もりの取り方」。
少しでも予算を安く済ませようと思ったら見積もりは大きなポイントなのですが、なんせ慣れないものだから戸惑う方は非常に多いのです。
間違いやトラブルが起こらないようしっかり交渉したいものですが、一体どのようなことに気を付けて交渉すればいいのか、大事なポイントをいくつかご紹介したいと思います。
見積もりには2種類ある
引っ越しの見積もりは大まかに2種類のものがあります。
一つは
「概算見積もり」というものです。
これは、インターネットや電話などのツールで情報を集めて
「大まかにこれくらいの金額になる目安」のようなものです。
大まかな金額とは言っても、
・引っ越し希望日(シーズン中や土日祝日は高くなる場合がある)
・荷物の量や大きさ
・荷物の種類
・旧居の住所
・新居の住所
・住居の現状況
などを事細かに入力するから、
かなり現実に近い見積もり金額を知ることができます。
こうした「概算見積もり」を依頼すれば数日で引っ越し業者から連絡が来るはずです。
ここでいくつかの業者に絞るという選び方が賢いでしょう。
もう一つは
「正式見積もり」です。
概算で金額を出してもらったあと、正式に自宅に来てもらい下見をしてもらうことです。
ここでよく引っ越しに不慣れな方は1社に絞ってしまうのですが、実はあまり頭の良い方法とは言えません。
料金交渉は「競争意識」を利用するのように、正式見積もりの際も複数の業者に来てもらったほうが
より安い金額で引っ越しすることができるでしょう。
見積もり書は要チェック
引っ越し業者の見積もり書には、
・基本料金
・オプションメニューの料金
・無料サービス内容
・有料サービス内容
・梱包資材の種類
・梱包資材の数
などが事細かく書かれています。
このような、一見
「ややこしい書類」は流れでパパッと見てあまりチェックしない人も実は多いのですが絶対にやってはいけない行動です!
なぜなら、サービス内容や引っ越し料金の詳細すべてはこの見積もり書に記載されています。
この書類をしっかり確認しないで、引っ越し当日になって無駄な有料サービスを行われてしまったとしても
「書類をしっかり確認しなかったお客様のせい」になってしまうのです。
しっかり書類を確認しない人が多いことを知っているから、ちゃっかり有料サービスを含めて見積もりを出す引っ越し業者も中にはいます。
ですから一見ややこしそうな書類でもしっかり確認をしましょう。
正規の業者の場合、
国土交通省の認可番号が記載されていたり、
「標準引越運送約款」を渡してもらえます。
気持ちよく引っ越しを行うためにも、しっかりとした業者を選んで見積もりを依頼してくださいね。