引っ越し業者に運送を依頼した際に、大事なものを壊されてしまったというのは決してない話ではありません。
もちろん、引っ越し業者がわざとモノを壊すということはありませんし、プロですからしっかりと丁寧に運送をしますが、作業スタッフも人間なのでお客さんの荷物を壊してしまうこともあります。
もし、大切なものを引っ越し業者に壊されてしまったらいったいどうすれば良いのでしょうか。
引っ越し業者に運送を依頼する際は
たいていの引っ越し業者は、
標準引越運送約款に基づいて契約を行います。
（参考：
充実の引っ越し保険で家宝も安心♪）まず、引っ越し業者に運送を依頼する際は事前に、貴重品や壊されては本当に困るもの、壊れやすいから注意してほしいものなどを申告する必要があります。
別料金が発生するのが嫌で申請を怠った場合に大切なものを壊されたら、
その荷物の適正な補償は受けることができなくなります。ですから、万が一のトラブルに備えてまずは契約者である自分が、しっかり引っ越し業者に壊されては困る荷物を伝え補償についてしっかり確認しましょう。
契約者に全く過失がない場合
では、契約者には全く過失がなく引っ越し業者の過失により荷物が壊された場合。
この場合は、
3か月以内に引っ越し業者に通達しなければいけないという決まりがあります。
損害賠償請求は1年以内と決まっており、その期限を超えてから通達しても時効となってしまいます。
補償してくれる金額ですが、これは
購入した時の金額ではなく時価となってしまいます。
よって、古いものであればあるほど補償金額は低くなってしまうということです。
思い出の品など自分にとっては思い入れがあるものについても、やはり時価での補償となってしまい気持ちまでは引っ越し業者が補償することはできません。
ですから、絶対に壊されたくないものは事前にしっかり伝えて多少お金がかかっても見積もりの時に言う、または自分で運ぶのが一番だと言えるでしょう。
